社会

当社は、GPCR構造ベース創薬「NxWave™」プラットフォームにより、低分子化合物およびペプチドの創薬や抗体探索のための抗原作成が可能です。当社は、独自の技術と拡張性の高いプラットフォームを活用し、神経疾患、免疫疾患、消化器疾患、炎症性疾患等の疾患領域においてファーストインクラスまたはベストインクラスの医薬品になる可能性があると考えられる、GPCRを標的とした候補薬のパイプラインを創出してきました。

自社開発品に加え、アンメットメディカルニーズが高く、現在適切な治療法がない疾患に対して、大手バイオ医薬品企業、新興テクノロジー企業、革新的なベンチャーキャピタルファンドなど、世界トップクラスの提携先と共同研究を行っています。

当社は、世界中のすべての人々に医薬品と医療へのアクセスを提供するための活動に取り組む責務があると考えています。当社は、疾患への理解を深め、新薬の開発を加速させるために、科学的知見の一部を他の研究者が利用できるように提供しています。例えば、当社の科学者は、革新的な創薬技術であるGPCR構造ベース創薬「NxWave™」プラットフォームを用いて、50種類以上のGPCRターゲットから390以上のGPCR構造を解明し、科学界に対してそれらの多くを公表しています。

当社は、地域社会の発展や拡大だけでなく、広く社会への貢献に積極的に取り組んでいます。2023年には、以下の慈善団体や取り組みに対して15,043ポンドの寄付を行いました。

ダイバーシティ＆インクルージョンの推進とコラボレーション型の職場環境の整備は、日本から世界にイノベーションを届け、日本発の国際的なリーディングバイオ企業になるという当社のビジョンにおける大きな柱です。グローバル企業として、当社の取締役会の外国籍比率はCEOを含め33％、グローバルでの外国籍従業員比率は54％（日本人46％、英国人32％、その他の国22％）、さらに2023年に入社した社員の女性比率が49％、女性従業員比率は46％であり、国籍・性別を問わず多様な人材を確保しています。

当社は、2023年にダイバーシティとペイ・エクティの推進に重要な進展があったと考えており、今後も全社で取り組みを進めていきます。

当社は、従業員に成長と能力開発の機会を提供し、業績とリーダーシップに報いることで、従業員が潜在能力を最大限に発揮できるよう努めています。従業員それぞれの職務に必要な最新のスキル習得の研修を行い、評価調整のための定期的なキャリブレーション会議や、トレーニングマトリックスに基づくオーダーメイド研修を通じた成長を支援しています。また、専門分野でさらなる資格や認定を取得することを支援しています。当社は、グループ内での出向や定期的な学会への参加を通じて、研究者の育成に取り組んでいます。